母と娘、親と子
セッションで、だいたいの問題は
昔の親子の関係で起きていることが多く、それはとても根深くたくさんのブロックを作ります。
小さい時に起きた親との関係、出来事が
結婚や恋愛のカタチを決めたりしますし、そのものというより
もっと根本の自己の価値観に問題を残すことが多いのだと思います。
あまりに多く、これはいやなことだけれど普通のことなんじゃないかと思います。
自分が悩んでいることは、根本そこに問題があるのではないかと考えるのは
解決への早道なんじゃないかと思います。
親もまた子供だった
母親が娘に自分のできなかったことを厳しく命令します。
『成績が下がるなんて許さない。普通なんてだめ、つまらない人になる』
『お母さんは結婚して後悔しているから あなたには自立してほしい』
『お父さんのような人になってはだめ』
『手に職をつけなさい。そうしないとお母さんのようにみじめになるから。
食べていくためにそうしなさい』
『芸能人になりなさい。それがお母さんの夢』
「他の夢なんてお母さんは許さない』
『あなたにそんなことができるわけないじゃない』
『あなたは本当にだめね』
『男の人に近づいてはだめ』
『そんな男の人にあなたが好かれているはずはない。きっと気のせい』
などなど
いろいろな言葉を小さいときから投げかけられて、潜在意識に投げ込まれています。
(母)親というのは、子供にとっては世界のすべてなわけです。
親が絶対です。
考え方が確率していないころに そういう価値観に直面し、価値観を植え付けられるわけで、
そういう人ができあがります。
子供は親は正しい、間違ったことを言うはずがないと思っています。
父親がひどいと母親から聞いていると、それに対して同調しますから
母親と一緒に父親を非難したり
母親の見方になろうとします。
家庭の中の父親というものの存在が母親を支える人ということではなく
母親にひどいことをする人となります。
母親を介して父親を憎むようになります。
子供に嫌われる父親というのは、一番は母親を大事にしない人だと思います。
もちろん、それだけではありませんが。
両親そろって子供を馬鹿にするということもありますから。
これは 聞いてゆくと親もまた子供のころにそういう扱いをうけていたりします。
それは連鎖していきます。
無意識でやっていることで自覚がなかったりもします。
そこからの脱出
さて そこからどうやって脱出してゆくか。
気がつくことがまず必要ですよね。
私はカウンセラーではないので、カウンセリングが必要な人はカウンセラーに
通うほうがいいです。
できれば早いうちに取り掛かったほうが その後の人生に向かい合いやすいのではないかと思います。
それでももちろんその解消はなかなかやっかいです。
心のそこにあるブロックを取り除き、新しい価値観を作り上げてゆくのは
知らないまに出来上がってきた価値観、
条件反射を含む、自分のブロック、それを解消してゆくことになります。
スピリチュアルな言葉でいうとインナーチャイルド、それを癒やすということにもなります。
価値観を変える時、
時に親を拒否することにもなりますので、罪悪感のようなものを感じることもあります。
人間というもの
私は人間というものの もっている傾向というものを感じます。
知っている人で悪意をもってそれを利用している人というのはたくさんいると思います。
新しい価値感を見直す時、過去を今一度見る必要があります。
私が行っているブロックをはずすということはそれを促進する、
向かい合う行為でもあります。
本気で本人が自分自身を変えようと思ったときに変化はおこります。
少しの本気度なら 少しの変化が起きます。
変わるということは今までの自分からの脱皮だと思います。
自分がどれくらい変化したいのか?
まず最初にそれを自分自身に問い直すことが必要なのではないかなと思います。
長くなりましたが、
この項目はまだまだ書けることが多いので機会があれば書いてゆきたいとおもいます。